北京五輪で地元中国が今大会初の金メダルを獲得したスピードスケート・ショートトラック混合2000メートルリレーで〝重大疑惑〟があったと韓国や米国が追及している。
疑惑の目が向けられているのは中国が出場した準決勝2組のレースだ。
中国は3位でゴールして上位2チームが進む決勝を逃したかに思われたが、その後にまさかの展開が待っていた。韓国メディア「デーリアン」は「中国は3位で脱落したが、ビデオ判定の結果、レース中に米国とロシアオリンピック委員会(ROC)から妨害を受けたとして決勝に上がる〝恩恵〟を受けた」と2位に入った米国が失格となり、中国が繰り上がりで決勝進出となったのだ。
これが〝疑惑の判定〟と批判の声が上がっている。同メディアは反則の場面を詳細に分析。「まったく理解できない判定だった。試合を振り返ってみると、14周を残した時点で走者を変える過程で中国が邪魔されたのは事実だ。しかし直接的な妨害をしたROCのペナルティーは妥当だが、米国まで失格させた部分は議論が起きる」と直接中国選手に触れていない米国の失格を疑問視した。
当の米国でも議論が沸き起こっており、米紙「USAトゥデー」は反則とされた選手が「何が起きたか分からない」と困惑の声を上げていることを伝えた上で「国際スケート連盟の規則では走者交換中に相手をブロックしたり、交換に参加するスケーターがトラック内で干渉したりした場合、罰せられる可能性があると規定している。ただ、この特定のルール違反はあまり一般的ではない」と指摘。米国の選手が腕を広げたことが妨害とみなされる可能性はルール上ありえるが、それが実際の試合で適用されることはほとんどないと疑問視している。
疑惑はそれだけではない。「デーリアン」は「中国の第2走者のチャン・ユティンが第3走者のウ・ダジンをタッチできずにレースを続けた。タッチしないか、明らかに見えないことは違反と規定には明示されている。つまり、中国も失格に該当する」と指摘。しかし中国はおとがめなしだった。
こうした点を踏まえて同メディアは「審判陣は米国とROCだけを脱落させた後、中国を〝無理やり〟決勝の舞台に上げ、これに力を得た中国が開催国の利点を生かして金メダルを首にかけた」と批判した。
これが地元開催の利なのか。中国の〝疑惑の金メダル〟は大きな波紋を呼びそうだ。












