インターネットの交流サイトや掲示板サイトを使って、援助交際や下着の売買を持ち掛ける不適切な書き込みをしたとして、全国の警察が昨年、18歳未満の少女ら439人を「サイバー補導」したことが12日、警察庁の集計で分かった。

 全体の60・6%に当たる266人が非行、補導歴がなかった。性別では女子が422人で、男子が17人。最年少は13歳の中学1年の女子生徒だった。

 高校生が最も多い309人で、次いで無職72人。目的別では、援助交際が284人、下着売買が150人、両方が5人。13年に補導したのは158人だった。

 サイバー補導は警察官が身分を明かさずにネット上で本人とやりとりし、実際に会って注意や指導をする。静岡県警が2009年7月に先行実施。13年10月から全国で始めた。少女のケータイの電話帳から買春相手が発覚し、逮捕に至るケースが多いため、サイバー補導は効果的だ。

「家出少女を束ねる売春組織の摘発など、大事案につながることがある。出会い系サイトは少なく、LINEなどの友達募集の掲示板を利用することが多い。少女側も狡猾で隠語や文字と文字の間にスペースを空けるなどして、自動検索ソフトに引っ掛からないように書き込むので、サイバーパトロール官が直接、文章を解読するしかない」と捜査関係者。

 かつては「○」「¥」「円」「園」「燕」が「えん」で、援助交際の略語だった。援助→サポートから「サポ」、「瓜」=売春、金額は「苺」=1万5000円、「荷」=2万円などが使われ、自動検索ソフトで検出できたが、隠語も“進化”している。

「最近はパソコンのキーボード上で¥と同じキーにある記号が援助交際の意味だったり、『左』が左保=サポートの略だったり。『TU』がトリプルユー、3枚の福沢諭吉で売りをするという意味だったり。何げない『わり』が割り切った交際=援助交際だったり、巧妙になっている。『WU高位置@三也』なら2万円で高校1年生が池袋で援助交際相手を募集となるわけです」と事情通は話している。