注目指揮官の初陣は――。J2藤枝の槙野智章監督(38)が、初陣の反省点を述べた。

 藤枝は明治安田J2・J3百年構想リーグ第1節のホームJ3岐阜戦で、0―2で敗れた。前半から積極的にゴール前まで攻めるも、チャンスを決め切れず。前半42分にPKを決められ、後半30分にはさらに追加点を許すなど主導権を奪われ完敗となった。

 槙野監督は日本代表DFとして、2018年ロシアW杯に出場。国際Aマッチには通算38試合でピッチに立ち、Jリーグでは広島、浦和、神戸でプレーした人気選手だった。22年に現役を引退すると、翌年から神奈川県社会人リーグの品川CCで指導者の道を切り開いた。

 Jクラブでの初采配を黒星で終え「敗戦を認めないといけない」と厳しい表情。チームは鹿児島でのキャンプを終えてこの日を迎えたが、「自分たちが今までやってきたことができなかった」と振り返った。主導権を握り、クロスが多く上がった前半の展開には一定の評価を示しつつも、後半には「前半に出ていた選手たちが疲弊した中で、新しい選手が入ってパワーアップしなければならない。理想は前半よりもっと走って戦わなければ」と指摘した。

 J3と同じ土俵で争う初の大会で、下克上を許したが「その不名誉な記録みたいなのが新しく、良い記録に変えられるように頑張ります」と巻き返しを誓いつつ「我々が今目指しているのは、2026―27シーズンで上のステージに上がること。このリーグの中で毎試合どうやって積み上げていくかだと思う」。試合ごとに課題を見つけ、Jリーグ開幕に照準を合わせていく構えだ。

声を張り上げチームを鼓舞する槙野智章監督
声を張り上げチームを鼓舞する槙野智章監督