米スポーツ専門局ESPN(電子版)は16日(日本時間17日)、大型契約が相次いだ今オフの市場動向を踏まえ、FA市場に残る大物打者4人の評価と契約予想をアップデートした。

 カイル・シュワバー外野手(32)が5年総額1億5000万ドルでフィリーズと再契約、ピート・アロンソ内野手(31)は5年総額1億5500万ドルでオリオールズと契約したことでFA市場は一時的に落ち着いている。そんな中、年齢や守備力、総合力で差別化できる選手にあらためて注目した。

 ブルージェイズからFAのボー・ビシェット内野手(27)は、球界屈指のコンタクト能力に加え、二遊間を守れる汎用性が強み。「唯一の弱点は故障歴だ」と某球団幹部は語ったというが、比較対象とされるアダメス(ジャイアンツ)やコレア(ツインズ)より若いことが強み。当初は5年1億3000万ドル(約201億円)だったが、5年1億5000万ドル(約232億円)に上方修正した。

 レッドソックスからFAとなっているアレックス・ブレグマン内野手(31)は優れた選球眼と安定した打撃と三塁の守備が健在で、クラブハウスをまとめるリーダーシップも高く評価されている。長期契約は見込めにくいとみられる一方、年俸水準は高い。当初の5年1億6000万ドル(約248億円)から、5年1億7000万ドル(約263億円)にアップした。

 ヤンキースとの再契約が噂されるコディ・ベリンジャー外野手(30)は、走攻守三拍子そろった万能型。今季は移籍1年目ながら152試合に出場し、ポストシーズンまでフルに戦い抜いた実績が評価され、当初の6年1億6500万ドル(約255億円)から6年1億8000万ドル(約278億円)となった。

 カブスとの1年契約を終えたカイル・タッカー外野手(28)は、今オフのFA選手でトップとされ、健康であればリーグ屈指の打者との評価が揺るがない。選球眼と長打力、走塁を兼ね備え、某球団幹部は「アストロズ時代のように他の優秀な打者と組めば、さらに力を発揮する」と指摘。11年4億1800万ドル(約647億円)という超大型契約は変わらないが、同電子版は「繰り延べの可能性がある」とも伝えている。