マリナーズは15日(日本時間16日)、本拠地シアトルで行われたア・リーグ優勝決定シリーズ(ALCS=7回戦制)第3戦でブルージェイズに4―13で敗れ、対戦成績は2勝1敗となった。

 初回一死二塁で3番ロドリゲスが右腕ビーバーの内角のフォーシームを捉え、打球速度112・2マイル(約180・5キロ)の痛烈なライナーを左翼席に運んだ。先制2ランはポストシーズン(PS)3号だ。中継した米FOXの実況アナウンサーは大歓声をバックに「シアトルではもうパーティーが始まっています」と伝えた。敵地で2連勝した勢いそのままだった。

 ところが3回、先発右腕カービーが9番ヒメネスに痛恨の同点2ランを浴びた後、ルークス、ゲレロに連打、カークに四球を与え二死満塁。7番バーショの2球目に暴投で走者がそれぞれ進塁し2―3と勝ち越された。本拠地が大きなため息に包まれたのも束の間、バーショに右翼フェンス直撃の二塁打を許し2―5となる。実況アナウンサーは「ブルージェイズはこのシリーズの最初の2試合で4得点でしたが、ボールを(遠くに)飛ばすのに最も厳しい場所シアトルで、下位打線が火をつけました」と伝えた。

 ブルージェイズはその後、4回にスプリンガーに3号ソロ、5回にゲレロに4号ソロ、6回にカークに3号3ラン、9回にバージャーが1号ソロを放つなど5発、18安打13得点で圧勝。レギュラーシーズンでメジャー1位のチーム打率2割6分5厘をマークした超強力打線がALCS3戦目で本領を発揮した。

 米FOXのスタジオアナリストを務めている元ヤンキースのデレク・ジーター氏は試合後、「状況が一瞬で変わってしまうことがありますよね。(先制した)シアトルが有利だと思った途端、ドカーンと、トロントの打線が襲い掛かってくる。少なくとも今日はそういう日でした」と解説した。

 敵地で2連勝スタートしたが、本拠地で初黒星。第4戦は今季11勝8敗の右腕カスティジョがPS2度目の先発。ブルージェイズは今季5勝5敗、通算221勝のレジェンド右腕シャーザーが今PS初先発だ。地元ファンの大声援を力にワールドシリーズ初出場へ王手をかけることが出来るか。