ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(33)が汚名返上もかけて30日(日本時間1日)からのポストシーズンに臨む。

 自身初となるワールドシリーズ(WS)優勝に向け、最初の関門となるのはワイルドカードシリーズでのレッドソックス戦。今季はア・リーグぶっちぎりの打率3割3分1厘、53本塁打(2位)、114打点(2位)と圧巻の成績を残して挑むことになる。

 とはいえ、何が起きるか分からないのが短期決戦。米メディア「アスロンスポーツ」は29日(同30日)、ジャッジについて「リーグ最高の打者として再び地位を確立し、ア・リーグMVP候補として有力視される」と前置きした上で不安を伝えた。

「10月を迎えるにあたり、ジャッジがポストシーズンで活躍できるかという懸念が高まり始めている」「昨年は打線に穴を空けてしまった。ヤンキース打線の中心であり続けているものの、野球界最大の舞台で実力を発揮できるのかどうか」

 昨年は西の名門球団・ドジャースとのWSまで駒を進めたが、1勝4敗で涙をのんだ。ジャッジはポストシーズンに入って大ブレーキを起こし、14試合で打率1割8分4厘。WS第5戦では中堅への平凡な飛球を落として敗退が決まり〝逆10月男〟のレッテルを貼られる屈辱も味わった。

 ブーン監督は「ジャッジは現役最高の選手だ。日々のプレーは信じられないほどで、どうすれば少しでも上達できるかということに腐心している」と絶対の信頼を寄せていた。チームにとっては2009年以来の頂点、ジャッジ個人としては名誉を回復させる戦いが始まる。