セ2位の巨人が30日の中日戦(バンテリン)で2―0と勝利し、再び5割に復帰した。中盤まで両軍ともに得点が入らずもどかしいゲーム展開の中、岸田行倫捕手(28)と増田陸内野手(25)のバットが火を噴いた。
6回に二死一、二塁から岸田が相手先発・柳の初球、低めのスライダーを捉えて左翼への先制適時打。続く増田も二死一、二塁から初球の甘く入った変化球を強振。左前への連続適時打で2点目をもぎ取った。
岸田は「2アウト(の場面)だったので『打てなくてもしょうがないや』くらいの気持ちでいきました」と開き直りの姿勢が功を奏したことを明かし「なんとか前に飛ばして事を起こそうって感じ。引き続きそうやっていきたい」とも続けた。
この日バッテリーを組んだ戸郷翔征投手(25)に対しては「初回にピンチを招いたとき、何か変わればと声をかけに行った。何もせずに打たれたら悔いが残るので」(岸田)と積極的な声かけを意識した。6回無失点の快投で52日ぶりとなる3勝目を飾ったことで「粘り強く投げ抜いてくれたので、(自分の適時打で)勝ちにつながったのはよかったと思います」と戸郷の勝利に胸をなでおろした。
一方、戸郷と同期入団で同い年の増田は、試合前に「俺、今日しっかり打つな」と宣言していたといい「有言実行できて良かったです」と笑顔も見せた。
仲間への思いを込めた一振りが勝利を呼び込んだ。この日は首位・阪神にマジック39が点灯したが、今後も諦めずチーム一丸で戦い抜いていく。













