今季限りでMLB中継から撤退すると見られていた米スポーツ専門局「ESPN」が一転し、再び中継続行へ向けて動き出している。
これはMLBコミッショナーのロブ・マンフレッド氏(67)が、17日(日本時間18日)に米ニュース専門局「CNBC」のインタビューで語ったもの。同氏は26年からの新たな放映契約に向け「ESPN、NBC、そしてアップルの3社が『サンデーナイト・ベースボール』の放映権に入札している」と明かした。「ESPN」に加え、映像配信サービス「Apple TV+」での放送を前提に「アップル」社、米放送局「NBC」とも交渉を進めている模様だ。
「ESPN」はこれまで、日曜夜の「サンデーナイト・ベースボール」やオールスター前日のホームランダービー、さらにワイルドカード・プレーオフなどを含む年間約5億5000万ドルの大型契約を結んでいたが、今年2月にMLBと双方合意のもと、2028年までの契約を今季限りで打ち切ると発表していた。
当時は「割高な契約に見合う露出効果がない」として撤退が既定路線とされていたが、ここにきて状況は急転。ESPNは再交渉に乗り出し、一部放映権利の〝取り戻し〟を図っているとみられる。
一方で、アップルはホームランダービーやワイルドカード枠への参入を模索。NBCもサンデーナイト枠に強い関心を示すなど、MLBの放映権は複数大手企業による「分割所有」が現実味を帯びてきた。
MLB側もESPNの視聴者層や影響力を手放すことには慎重な姿勢を示しており、かつての「完全撤退」から「再構築」への道筋が描かれつつある。
2026年以降、メジャー中継の風景がどう変わるのか。米メディアにおけるスポーツ放送の再編劇が、本格化しそうな雲行きだ。












