ドジャースのトニー・ゴンソリン投手(30)は30日(日本時間1日)に本拠地ロサンゼルスでのマーリンズ戦に先発で今季初登板し、6回を6安打3失点、9三振無四球で今季初勝利を挙げた。チームは12―7で勝って5連勝、ナ・リーグ西地区首位をキープした。

 2023年8月18日以来のマウンドだった。初回は8球で三者凡退。2回一死後に初安打を許すも3回まで無失点。4―0の4回二死から安打を打たれると5番ストワーズに中越えに2ランを浴びた。4―2の6回二死二塁でストワーズに左翼へ適時二塁打されたが、追加点を与えず踏みとどまった。

 テンポ良くストライクを先行させ、無四球。77球中ストライク58球で、ストライク率は驚異の75・3%だった。

 22年に16勝を挙げるも翌23年8月に右ヒジを痛めて戦線離脱。トミー・ジョン手術を受け、昨季は全休。復活のマウンドだった。

 白星を手にするのは23年8月12日のロッキーズ戦以来、627日ぶり。しかし、試合後は冷静だった。

「結構良い感触だった。一番のゴールであるストライクを多く投げられていて、試合で勝つチャンスを作ることができたと思う」

 少しナーバスになったのかと問われると「ブルペンで準備の投球やウェイトボールを使った調整、キャッチボールを始めたあたりで、やっぱり『久しぶりだな』って感じがこみ上げてきた。フィールドに立つのは久々だったので、その全体の感覚を味わおうとしたよ」と振り返った。

 左右の両輪と期待したスネルとグラスノーが離脱しているだけに、ゴンソリンの復帰はチームにとってプラスだ。

 ロバーツ監督は「今日が久しぶりの登板だったわけだけど、全く気負わずに自然体で臨んで、本当に素晴らしいピッチングをしてくれたよ」と絶賛した。

 もちろん復帰登板、久しぶりの白星がゴールではない。「僕が試合を作って、勝つチャンスを与えられるなら、それはすごく大きい」。華麗に復活した右腕は先を見ている。