名門が地獄のような春を迎えている。ヤンキースの絶対エースであるゲリット・コール投手(34)が右ヒジの違和感を訴え、MRI検査の結果をかたずを飲んで待っている。米メディア「ニューヨークポスト」が予期せぬ事態に襲われた右腕の最新情報を詳報。大エースの手術の可能性について言及した。

 6日(日本時間7日)に行われたツインズとのオープン戦に先発して3回途中6失点。最速157キロ、直球の平均球速は154キロを計測して出力に問題はなかったが、制球に苦しんだ。昨春も右ヒジを痛めて戦線離脱。6月にメジャー復帰を果たして17試合に投げ、今季は完全復活を期して強化プログラムを順調に消化してきた。

 事態が急変したのはツインズ戦後だったという。「家に着くと、痛みはどんどんひどくなっていった」「何かがおかしい…。眠るのも大変だった。翌朝は不安だった」。右腕は損傷の可能性を否定せず、正確な判断を下すためセカンドオピニオンの結果を待っている状態であることを明かした。

 2年続けて見舞われたヒジの不安…。手術の可能性については「不安だ。最善を願っている」と率直に答えたという。コールは昨春、初先発後にヒジ神経の炎症と浮腫と診断され、シーズン前半を棒に振った。昨オフにオプトアウト(契約破棄)を行使するも、今季から4年総額1億4400万ドル(約213億円)の契約で残留。言葉には、傷心の深さがにじんだ。

 詳細な診断結果が出るまで「まだ希望はある」とも語ったというコール。昨季に続く出遅れは必至で、右ヒジ手術なら長期離脱は避けられない。ヤンキースが、最も恐れていた事態に直面している。