明治安田J1リーグ第4節(1日)、湘南が横浜M戦(日産)を1―1で引き分け、暫定首位をキープ。主将のFW鈴木章斗(21)が躍進の要因を明かした。

 湘南は開幕から3連勝。前節の浦和戦(2月26日)では、鈴木とダブルエースのFW福田翔生が前半のみで交代し、この日はベンチ外。また、FWルキアンが浦和戦での不適切行為により、1試合の出場自粛となっていた。

 前線の主力選手が欠場する中で、後半10分に途中出場のFW石井久継のゴールで同点に追いついた。フル出場した鈴木はゴールこそなかったものの、チームの勝ち点獲得に貢献した。その主将は「(今季まだ)負けていないことは素晴らしい。去年だったらこういうゲームはなかなか勝てていなかったし、今年はそこで追いつけるのが強みだと思う」と納得の表情を浮かべた。

 昨季は15位で終えるなど近年は残留争いが続いていたが、今季は開幕から絶好調だ。その理由について「全員が自信を持ってプレーできているし、やることも明確になっている。『これをやれば勝利に近づく』というのもわかっているので、そこがチームのいいところだと思う」と力説した。

 ここまで4試合で3失点と堅守を発揮しており、この日も前半のコーナーキックからの失点のみだった。「今日も最少失点で抑えられているのがポジティブなところ。失点はしているけど(今季は)特に崩されて失点というのがあまりない。去年からの課題でもあるセットプレー(からの失点)は直していかないとダメだけど、本当に全員が(戦い方を)理解して自信を持っている」と手応えを口にした。

 また、就任5年目の山口智監督(46)も「(選手たちの)『勝ちたい』というところが見えた。勝利への意欲が、いい意味で変化してきているのを感じているし『それを徹底しないとできない』というのも口酸っぱく言っている。それを続けるだけだと思う」とイレブンの成長を実感している。

 群雄割拠のJ1で、湘南が優勝争いの台風の目となりそうだ。