シーズン91敗からの再建を図る西武が幸先よく対外試合3連勝をマークしている。27日に「2025球春みやざきベースボールゲームズ」と銘打たれた千葉ロッテ戦(ひなたサンマリン)に5―0と快勝。投げては7投手が2安打完封リレーで、昨年16連敗を含む4勝21敗と大きく負け越した「天敵」を封じた。
打っては初回に2番・平沢が元同僚で西武キラーの西野から、中越え適時二塁打で先制。2回はドラ2ルーキー・渡部の右中間二塁打を足場とし、外崎が追い込まれてからの右打ち(右前打)で一、三塁とチャンスを広げ源田の中犠飛で追加点。4回にも渡部、外崎で作った一、三塁の好機を9番・柘植が中犠飛で還し昨年、やりたくてもできなかったスモールベースボールを機能させた。
キャンプ中に鳥越裕介ヘッドコーチ(53)が「点の取り方はいろいろある。投手力がいいと言われる中、ディフェンスを磨けば防御率はさらに下がるでしょう。3点勝負だった試合を2点勝負にして勝てばいい」と目指す方向性を語っていた通り、この日は無駄なく実践。選手個々が明確な意図を持ち状況に応じた打撃、走塁を敢行した。
これで韓国2球団との3試合を含め対外試合の戦績は3勝1敗。時期的にまだ調整段階とはいえ、昨季の12球団で最も打てずに負けたチームが4試合全てで3点以上を挙げ計18得点。昨季は1試合平均2・5点だった貧打線が〝4・5点打線〟にスケールアップしているのは幸先がいい。
昨季は2得点以下が91試合あり、その成績は12勝76敗3分け(勝率1割3分6厘)だった。一方で、3得点以上を挙げた52試合では37勝15敗(勝率7割1分2厘)と勝率が跳ね上がる。昨季の先発防御率が2・85をマークした強力な投手力をいかすためにも「3得点試合」の増加は目指すべき現実的な攻撃陣の数値目標となってくる。












