ロシアのテニス選手でドーピング違反のため資格停止処分を受けたエリザベータ・デミナが、同国のコーチから〝検出逃れ〟などを指南された実態を告発した。
デミナは禁止薬物のメルドニウムを使用したとして、4月に2025年まで3年間の資格停止処分を受けた。そうした中、ロシア放送局「マッチTV」にドーピングの経緯と同国の指導者から検査で陽性反応が出ないための方法まで指南されていたことを暴露した。
「カザンでの大会の2か月前に、彼は私にミルドロネート(メルドニウム)を購入する必要があると言った。すべてのプロアスリートがそれを飲んでおり、何も(証拠は)出ないことを私に保証した。そして、何らかの検査がある場合は『シャンパンを1杯飲めばいい。そうすれば、すべてがうまくいくだろう』と言ってきた」と赤裸々に明かした。
ロシアのアスリートによるドーピングは長年スポーツ界の大問題になっており、今年2月に開催された北京五輪でもフィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワにドーピング問題が発覚して大騒動になったばかり。
今回のデミナによる告発は、ロシアによる組織ぐるみのドーピング行為を白日の下にさらす貴重な証言となりそうだ。












