新型コロナウイルスのワクチン未接種などにより4大大会の全豪オープンに出場できなかった男子テニスの世界ランキング1位ノバク・ジョコビッチ(34=セルビア)がドバイ選手権(2月21日開幕、UAE・ドバイ)にエントリーした。

 スペイン紙「マルカ」は「ジョコビッチが帰ってきた。(オーストラリアの)公衆衛生面でリスクがあることから強制送還となり、全豪オープンに出場しなかったジョコビッチは大騒動の末、第1シードとして再びトーナメントに登場する」と、2022年初戦を迎えると伝えている。

 懸念されているUAEへの渡航についても、同紙は「ジョコビッチは通常通りに入国することができる。飛行機に乗る前の72時間前にPCR検査で陰性にならなければならないが、アクセスを妨げる規則はない。そして最後はドバイでも検査を受けるが、ワクチンの接種または未接種に関する制限はない」と報じている。

 ジョコビッチが世界1位の座を守るためにはポイントを獲得することが不可欠。だが、ワクチン未接種でオーストラリアや米国に入国できないため、出場できる試合数も限られている。まずはUAEで迎える今季初戦で確実にポイントを積み重ねたいところだ。