風向き一変? ジョコビッチの入国拒否問題で豪州テニス協会の「伝達ミス」浮上

2022年01月08日 23時50分

大騒動になっている(ロイター)
大騒動になっている(ロイター)

 新展開だ。男子テニスの世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(34=セルビア)が新型コロナウイルスのワクチン接種免除に関するビザの書類に不備があったとして4大大会の全豪オープン(17日開幕)の開催地・オーストラリアから入国拒否された問題で、オーストラリア・テニス協会の「伝達ミス」が浮上してきた。 

 地元紙の「ジ・エイジ」によると、ジョコビッチはメルボルン到着の数日前にオーストラリアの移民局から手紙を受け取り、12月に2度目となるコロナに感染したためオーストラリアへの渡航要件を満たしていると主張。同弁護団は8日夜に公開された裁判所の文書で、同選手が1月1日に内務省から通知を受け取ったとして「コロナ感染がワクチン接種できない医学的な理由」と訴えている。

 一方、保健省は全豪オープンの主催者・オーストラリア・テニス協会に「過去6か月以内に感染した人をワクチン接種と同様にはみなさない」と通知。だが、同協会はこの情報をジョコビッチ側に伝達していなかったという。その後、オーストラリア政府は「感染歴がワクチン接種免除の理由には当たらない」としてジョコビッチのビザを取り消していた。

 この弁護団の主張によって風向きが一変。これまでジョコビッチに対して「ルールを守れ」「特別扱いするな」と厳しい声が上がっていたが、ここへきて政府およびテニス協会らの意思疎通、事務的な手続きの〝落ち度〟を指摘する声が強まってきた。

 ビザ取り消しに関する裁判所の審理は10日に再開する見込みだ。

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