女子テニスの世界ランキング3位・大坂なおみ(23=日清食品)は4大大会「全米オープン」のシングルス3回戦で逆転負けした後、会見で目に涙を浮かべ長期休養を示唆した中、テニス界の〝レジェンド〟が大坂の決断を支持した。

 男子テニスの元世界ランキング1位のボリス・ベッカー氏(53)は自身のツイッターに、元同4位のジェームズ・ブレーク氏(41)による「自分にとってベストな行動をしてください。あなたの並外れたテニスを再び見たいのはもちろんですが、何よりもあなたの幸せな姿を見たいのです」とのツイッターコメントを引用して「その通りだ」と同意した。

 ベッカー氏は、大坂が5月に開幕した全仏オープンではメンタルヘルスを理由に会見を拒否し、〝うつ状態〟を告白した後に「メディアに対応できなければ、プロテニス選手としてやっていくのは難しいだろう。メディア対応は楽しいものではないが、これは仕事の一部。対処を学ぶべきだ」と批判的に語っていたが、今回の事態を踏まえて、より深刻な状態と受け取ったようだ。

 また4大大会通算12勝のビリー・ジーン・キングさん(77)は自身のツイッターで「回復、休息、治癒のために必要なすべての時間を取ってください。あなたへ愛とサポートを送ります」と投稿。大坂の回復を願った。