【卓球】伊藤美誠のコピー選手が中国の「東京五輪模擬大会」に登場 国を挙げて“伊藤包囲網”

2020年08月11日 11時02分

 中国卓球界が、東京五輪代表・伊藤美誠(19=スターツ)の“コピー選手”まで用意し、大規模な五輪シミュレーションを敢行している。

 8日から中国代表は海南島で「東京五輪模擬大会」を開催中。ズバリ名前の通り、東京五輪と同じ時間、会場設営で行い、ライバル選手も手配する力の入れようだ。当然ながら新型コロナウイルスの影響で、参加は国内選手のみ。ライバル選手については、強豪選手が模倣する形でトップ選手の壁を務めている。

 女子は故障などにより五輪女王の丁寧(30)らトップ3選手が欠場したが、異常に層
が厚く、激しい国内代表争いをしているとあって大会の重要度は極めて高い。一、二軍選手以外に女子シングルスでは2015年世界選手権銅メダルの木子(31)ら3選手がライバル選手役として出場。現地の報道によると、昨年に引退宣言したはずの木子が呼ばれたのは、過去にもライバル役を務め、打法が伊藤に似ているからだという。

 すでに男女混合ダブルスが行われ、日本代表に決定している水谷隼(31=木下グループ)、伊藤組と「同じタイプ」「コピーペア」と評されるコンビが登場するなど、各種目に伊藤対策がちりばめられている。

 伊藤は中国トップ選手を次々と破り、世界ランキング2位に上り詰め、同国で“大魔王”と呼ばれる。来年の五輪を見据え、将来のコピー役に期待される同じ打法の若手や、伊藤に負けたことがないホープにも注目が集まっており“伊藤包囲網”は国を挙げての戦略となっている。