競泳のアジア大会代表選考会兼日本選手権最終日(1日、横浜国際プール)、男子200メートル平泳ぎ決勝が行われ、瀬戸大也(27=TEAM DAIYA)は2分10秒64で5位に終わったものの、悲観する様子は見られない。

 目指すはパリ五輪での金メダル獲得。2年後の大一番に向けて、今大会は〝準備〟と位置づけ。本命の個人メドレーを戦う上で、各泳法の課題を見つけるべく、400メートル個人メドレー、200&400メートル自由形、200メートル平泳ぎに出場。全日程を終えた瀬戸は「今の自分の現状を知れたりとか、やってきたことの確認ができたので、非常にいい大会だった」と手応えを口にした。  

 今春からは拠点を東海大に移し、2016年リオ五輪女子200メートル平泳ぎ金メダルの金藤理絵氏を育てた加藤健志コーチに師事。まだ基礎練習の段階だというが「ベースができてきていると思うし、泳ぎのブレがなくなった」と成長を実感。「まだまだ水泳選手として、トレーニング方法がたくさんあるなと感じているので、本当にワクワクしている」と自信を得た。

 不完全燃焼に終わった東京五輪。同じ過ちはもう繰り返さない。