東京五輪競泳男子200メートル個人メドレー予選(28日、東京アクアティクスセンター)、瀬戸大也(27=TEAM DAIYA)が1分58秒15の全体16位で準決勝進出を決めた。

 ギリギリで予選を通過した瀬戸は、開口一番「落ちたと思いました、普通に。もう1回泳げるチャンスをもらえて今は本当にありがたいです」と振り返った。

 肝を冷やしたに違いない。本命種目の400メートル個人メドレーは予選、200メートルバタフライは準決勝でいずれも姿を消した。瀬戸にとってはこれが最終種目で、準決勝に向けては「平泳ぎと自由形がうまく泳げていないのでそこを明日までに改善したい」と語った。

 そんな200メートルバタフライは本多灯(19=アリーナつきみ野SC)が銀メダルを獲得。瀬戸は「チームの流れが変わると思いますし、自分もそれに乗っていきたい」と前を向いた。

 一方、萩野公介(26=ブリヂストン)は1分57秒39の全体5位で準決勝に駒を進めた。