東京五輪競泳男子400メートル個人メドレー予選が24日、東京アクアティクスセンターで行われ、瀬戸大也が4分10秒52で決勝進出を逃した。

 金メダル候補がまさかの敗退だ。予選4組で登場した瀬戸は最初のバタフライでトップに立つと、背泳ぎ、平泳ぎとリードを守ったが、自由形のラスト50メートルで4選手に逆転を許してしまった。

 瀬戸は組5位、全体9位で上位8人で行う決勝に駒を進めることができず、レース後は「ちょっと信じられないです」と言葉を絞り出した。

 銅メダルを獲得した2016年リオ五輪では「予選で結構行ってしまって、決勝上がらなかったこともあった」という。それだけに、この日は「かなり泳ぎのほうはよかったんで、かなり後半から上げてくれる子たちが多かった中で、焦らず、明日しっかりと上がるように泳げばいいと思ってたんですけど、自分の読みというか、駒を進められなかったのは残念です。思ったよりも決勝タイムが速かった」と、決勝を想定していたものの思い通りの展開とはならなかった。

 200メートル個人メドレーと200メートルバタフライにも出場する瀬戸は「しっかりと駒を進めていきたい」と前を向いた。