競泳男子の東京五輪代表・入江陵介(31=イトマン東進)が14日、オンライン取材に応じ、主将としての覚悟をにじませた。

 経験豊富なベテランがチームをけん引する。入江にとっては今回の東京五輪が4度目の大舞台。「経験をたくさん伝えるのが自分の役目だと思うし、引っ張るというよりはみんなの背中を押してあげられるような主将でありたい」と展望を口にした

 主将への就任を打診されたのは、13日の夜に行われたミーティングだった。「自分自身がなったことにはびっくりした」と謙遜しながらも「人間としても素晴らしい選手に五輪を通じてなってほしい。競技のレベルが高ければいいわけではないと思う」と責任感の強さをのぞかせた。

 五輪は多くの人たちが注目するからこそ、競技面以外の振る舞いも大事になってくる。「人間的にも五輪を経験した選手は素晴らしいねと言ってもらえるように、中身の部分も成長していけるようなチームを目指して頑張っていきたい」と力強く語った。