競泳・日本選手権兼東京五輪代表選考会第6日(8日、東京アクアティクスセンター)、男子200メートル個人メドレー決勝が行われ、リオ五輪同種目銀メダルの萩野公介(26=ブリヂストン)が1分57秒43をマーク。ライバルの瀬戸大也(26=TEAM DAIYA)に0秒02差の2位に敗れたものの、五輪の個人派遣標準記録(1分57秒98)を突破し、800メートルリレーに続いて個人代表に内定した。

 レース後、萩野は「タイムはもうちょっと上を狙っていた」と悔しさをにじませつつ、ライバルに競り負けたラスト50メートルを「よし、前に出たと思ったんですけど、ちょっとスパートかけるの早かった。競馬で言うと、ムチをちょっとワンテンポ早いタイミングで入れちゃったみたいな感じで(笑い) 案の定そんな感じだった」と苦笑した。

 それでも瀬戸との対決は「悔しいですけど、すごく楽しかったです」と笑顔で振り返った。