競泳の東京五輪代表選考会を兼ねた日本選手権(東京アクアティクスセンター)が、3日に開幕した。

 女子100メートルバタフライ予選には、白血病からの完全復活を目指す池江璃花子(20=ルネサンス)が登場。前半から果敢に攻め、50メートルを27秒05で折り返す。スタミナが心配される後半も最後までペースを乱さず、2組1着でゴール。復帰後最速タイムとなる58秒68をマークし、全体2位で午後の準決勝にコマを進めた。

 今大会は50&100メートル自由形、50&100メートルバタフライの4種目にエントリーしている。8日間で最大11レースに出場することになるが、前日の会見では「大変だとは思うんですけど、レースごとに気持ちを切り替えて少しでもいい記録を出せたら」と決意を示していた。