米プロアメリカンフットボール・NFLのドラフトがピッツバーグで23日午後8時(日本時間24日午前9時)から3日間にわたって開催される。米4大プロスポーツで唯一、日本人選手が誕生していないNFL。ハワイ大で全米トップの成績を残したキッカー、松澤寛政(27)は全指名枠257人に名を連ねるのか。
ドラフトは23日に1巡目の32枠で指名が行われ、24日は2、3巡目、25日が4~7巡目となる。ウェーバー制で実施され、昨季の成績に基づき、全体1位を指名するレイダースから、ラスト32番目となるスーパーボウル覇者シーホークスへ。指名権はトレードできる。松澤が指名されるとすれば、最終日の可能性が高い。
FGやエクストラ・ポイントなど、キックが勝負を決することも少なくないアメフト。だが、ドラフトの指名はQBやRB、WR、攻守ラインマンなどがほとんどを占める。キッカーは指名しないチームもあり、需要は多くない。昨年は全体で2人だった。
ネット上に公開されている専門家の257人予想を見ると、NFLコーチ歴のあるジョーダン・リード氏がキッカー3人を挙げた。イーグルスが6巡目の全体197位でフロリダ大のトレイ・スマック。7巡目にレイダースがミシガン大のドミニク・ズヴァダ、ジェッツがアイオワ大のドリュー・スティーブンスを指名するとみている。
NFLドラフトアナリストのデイン・ブルグラー氏は、全体219位でレイダースがスマック指名と予想。USAトゥデー紙のアイルトン・オストリー氏は、257人の中にキッカーを入れなかった。
NFL公式サイトでは有力キッカーとして、前出3人とともに松澤も挙げていた。2025年シーズン、ハワイ大で松澤はFGを29回中27回成功(93・1%)させ、開幕から25回連続成功など華々しい活躍を遂げた。「Tokyo Tоe」の愛称で地元のスターに。複数のオールアメリカンチームに選出され、日本人初のNFL選手への期待も一気に高まった。
ただ、各メディアが挙げる大学トップ級キッカーは、スマック、ズヴァダ、スティーブンスが3強をなす様相。松澤についてはNFL公式も有望視する一方、「爆発的な脚を欠き」、「リーグでスタンダードとなっている深い距離からのキック能力をいまだ示していない」とのアナリストのコメントも載せている(3月の「プロデー」で55ヤードを成功)。「NFL IQ」による全チーム指名予想にも、キッカーの名はなかった。
キッカーにとって〝狭き門〟のドラフト。松澤コールは…。












