競泳の東京五輪代表選考会を兼ねた日本選手権(東京アクアティクスセンター)の開幕を翌日に控えた2日、日本代表の平井伯昌ヘッドコーチ(57)が取材に応じた。

 新型コロナ禍で五輪が1年延期となり、選考会も〝スライド〟した。練習環境やモチベーションなどが理由でタイムがなかなか伸びない選手もいたが、平井ヘッドは男子自由形の松元克央(24=セントラルスポーツ)や同平泳ぎの佐藤翔馬(20=東京SC)らの名を挙げ「金メダルを狙う種目は(自己)ベストが出てきている」と指摘する。

 また、昨年12月に日本選手権、今年2月にジャンパンオープンが開かれたことをプラスの材料として「例年並みか例年以上の結果が出るんじゃないかなと予測している」と期待を寄せた。