【ラグビーW杯】外国人ファン押しかけ新宿が無法地帯化

2019年09月26日 10時45分

ラグビーW杯開幕当夜の新宿ゴールデン街はこのにぎわいだった(写真は本紙が一部加工)

 ラグビーW杯が日本で開幕し、東京で今アツい街の一つが新宿。外国人観光客が押し寄せる“昭和文化遺産”の新宿ゴールデン街と、長年ラグビー人気を下支えしてきた“ゲイの聖地”新宿2丁目があるからだ。インバウンド(訪日客)効果でウハウハなのかと思いきや、ゴールデン街は無法地帯と化し、外国人サポーターは招かれざる客に。かたや新宿2丁目はラグビー関係者の“襲来”大歓迎で、ロシア代表チームがフンドシを買いに来たという怪情報に浮き立つほどだ。

 W杯が開幕した20日は金曜日とあって、夜の新宿ゴールデン街一帯は外国人だらけ。小さい飲み屋が280軒ほどひしめく狭い路地は大渋滞した。特に目立ったのは自国の試合は2日後なのに、チェック柄のスカート(伝統衣装のキルト)をはいて飲み屋を探し回る、屈強なスコットランド人サポーターだ。
「90%外国人って感じだった。スコットランドから来た客はどの店でも邪険にされ嫌な思いをしたらしく、かわいそうだから入れてあげたら『ここはいい店だ』と感激していた」とは某老舗バーのマスターだ。

 それもそのはず。ゴールデン街では近年、マナーの悪い外国人客によるトラブルが頻発している。今や街はラグビー関係の外国人サポーターらが押し掛け、無法地帯だ。

 ある店のスタッフがSNSで窮状を訴えたのは、W杯開幕前夜、10人近い集団が缶ビールや缶チューハイ片手に路地を占拠し大騒ぎ。昼飲みできる店ではサポーター集団が昼間っから飲んだくれ、大合唱。先週末はイングランドのサポーター集団が「トイレを貸せ」と店に入ってきて、断ると店のすぐ横で飲めや歌えの大騒ぎ。迷った揚げ句110番通報したが時すでに遅しで、店の前はゲロまみれだったとか。

 かねてゴールデン街では、店の入り口付近のカウンターなどに置いてある荷物が盗まれる被害が続発。女性の荷物ばかり狙う自称スペイン人の防犯カメラ写真が各店舗に配られているが、W杯でさらに悪化しているという。同スタッフによると、缶ビールを手に数人で店に入ってきて、店員や客の気をそらした隙に、客の荷物をアッという間に盗む集団置き引きが発生したという。

 極めつきは不良外国人による“抱きつきスリ”だ。「W杯開幕前日あたりから被害が急増してるそう。犯人は黒人2人組で、酔っ払ってご機嫌な日本人がカモ。陽気な外国人のフリしてイエ~イ!って1人が抱きつく間にもう1人が後ろポケットから財布をスルんだって」(冒頭のマスター)

 一方、ラグビー関係者の“襲来”を待ち望んでいるのが新宿2丁目だ。特に浮き立つのは若いころラグビーファッションが流行し、小説や漫画、AVなどエロの分野でも“ラグビーもの”にお世話になった40~50代の中年層男性だ。

 アラフィフ会社員は「同世代の友達は今、テレビ観戦に夢中で『姫野(和樹=日本代表)かわいい』とかLINEしてくる。別の友達もオールブラックス(ニュージーランド代表)の3選手が新宿伊勢丹でイベントをやったウェブニュースを転送してきて、行けなかったのを悔しがってた」と盛り上がっている。

 先週末のニュースを興奮気味に明かすのは介護事務員男性(48)だ。

「2丁目の老舗ゲイショップ店員が21日未明に非公開ツイッターで『昨晩俺がいない隙に、ロシアの代表チームの人が5人くらいで来て、ふんどしを2枚買っていったんだって~ 尋常じゃないガタイだったって言ってた!』って流してきた。でも日本代表がロシアに快勝したのって20日夜。試合後に買いに来たってこと?『昨晩』ってのは19日夜? あるいは来店したのは選手じゃなくチームのスタッフとか?」

 2丁目の人気大型バーでは店員がラガーマンのコスプレをし、大型モニターでW杯の全試合をライブ放送している。

「今週末には海外のゲイラグビーチームの選手たちを招いたイベントを3日連続でやるらしい」(前出会社員)

 W杯は11月頭まで続くが、負のフィーバーが広がらなければいいが…。