静岡県の伊豆ベロドロームで自転車競技の国際大会「2026ジャパントラックカップⅠ&Ⅱ」が14~17日に開催された。シリーズ最終日の17日、尾野翔一(26=福岡)が、輝きを取り戻す戦いを見せた。
抜群のパワーとポテンシャルを誇り、競輪選手養成所を127期在所1位で卒業し、ナショナルチームでも活動を開始。太田海也と中野慎詞と同い年で、注目を集めてきた。自転車経験が少ない中、急成長が期待されていたものの、近況は伸び悩んでいる感があった。
ジャパントラックカップも最終日を迎えるまで、厳しい戦いが続いていた。だが、「自分の持ち味を出すため、ロングスプリントで」とケイリンに挑むと、素質の片鱗を見せた。
予選は2周先行して惜しくも3着。2着までの勝ち上がりを逃し、床に倒れ込んでいたもの。しかし、強い、と思わせるに十分で、敗者復活戦、準決を長い距離を踏んで決勝に進出した。
決勝は中野の早いスパートにのみ込まれ「踏むペースとか、もっと勢いよく出るとか課題はあった」と振り返る繰り上がりの3位だったが手応えをつかむ4走には違いなかった。
「自分の武器を見つけたかな」
底知れない可能性を秘めた逸材。ここからの進撃は、世界を驚かせる。












