米国ゴルフ協会(USGA)は18日に、主催する「全米オープン」(16~19日、マサチューセッツ州・ザ・カントリークラブ=パー70)の賞金額を発表した。

 賞金総額は1750万ドル(約23億6000万円)で優勝賞金は315万ドル(約4億2500万円)。2位は189万ドル(約2億5000万円)、3位は122万5374ドル(約1億6000万円)、4位には85万9032ドル(約1億1000万円)、5位は71万5491ドル(約9600万円)と高額になっている。

 昨年の総額1250万ドル(約16億9000万円)と比べても大幅にアップ。現在、世界のゴルフ界は、フィル・ミケルソン(米国)らが参戦しているサウジアラビア政府系ファンドが支援する超高額賞金の新ツアー「LIV招待」がスタートし、お金を巡って分裂しそうな雲行き。それだけに、今回の大幅アップも新ツアーの存在が絡んでいる可能性もある。

 前週の「LIV招待」開幕戦の個人戦で優勝したシャール・シュワーツェル(南アフリカ)は賞金400万ドル(約5億3600万円)を獲得していた。「全米オープン」3日目を終えて17位につける松山英樹(LEXUS)は、同順位に複数選手がいる場合は金額のズレがあるものの、同順位で終えれば、約3400万円の賞金を手に入れる。