国際スケート連盟(ISU)の総会(6月6~10日、タイ・プーケット)を目前に控え、ウクライナ侵攻を受けて国際大会への出場が禁止となっているロシアの重鎮タチアナ・タラソワ氏が猛追及する構えを見せた。

 スポーツ界で広がる制裁措置によって、フィギュアスケートでもロシアやベラルーシの選手は国際大会への出場が禁止されているが、名指導者とされるタラソワ氏が制裁解除を求めてISUの上層部へ向けて強烈なメッセージを発した。

 ロシア国営通信社「タス通信」によると、タラソワ氏は「総会に何を期待するか? なぜ彼らがすべてのアスリートを排除したのか理解できない。彼らが何の罪を犯しているのか。我々の少女たちが何の罪を犯しているのか説明しなさい。彼らが何をしたというのか? 彼らが誰かを殺し、略奪したのか? ISUはこの質問に答えて」とタラソワ氏はISUを徹底追及する構えだ。

 怒りが収まらないタラソワ氏はさらに主張を続ける。「我々は常に勝利してきた国に住んでいる。シングル、ペア、アイスダンスなどフィギュアスケートを開発した国だ。参加しただけでなく、このスポーツを開発してきたのだ。なぜアスリートが出場禁止になるのか? 彼らはこの質問に答える義務がある。なぜ我々のすべてのアスリート、チーム全体が失格になるのかを」

 ISU総会はタチアナ氏の糾弾に何らかの反応を見せるのか。注目が集まりそうだ。