ロシアの元五輪男子フィギュアスケート金メダリスト、アレクセイ・ヤグディン氏(42)が、世界選手権女子で金メダルを獲得した日本の坂本花織(シスメックス)について、あのロシア重鎮と同じ厳しい見方をした。

 ロシアメディア「スポーツ」は、ヤグディン氏の世界選手権女子の評価を報道。同氏は「女子で坂本花織が優勝した。彼女は華やかで、カリスマ性とパワーがあるが、20年前のスケーティングだ」と、名指導者のタチアナ・タラソワ氏(75)の坂本評と同じ〝20年前〟というフレーズを使い酷評した。

 さらにロシア軍のウクライナ侵攻のため、今大会はロシア選手不在の大会となったが「すべてが絡み合っている。私たちが彼らを必要とするように、世界もまた私たちを必要としているのです。それしか(フィギュア界は)発展がないのだから」と、国際大会にロシア人選手が必要不可欠であることを力説した。

 ロシアが不在でも、世界で多くのファンが坂本の演技に魅了されたことはまぎれもない事実なのだが…。