フィギュアスケート男子・北京五輪代表の鍵山優真(18=オリエンタルバイオ・星槎)に覚醒の予感が漂っている。

 昨年2月の世界選手権で銀メダルに輝き、一躍脚光を浴びた鍵山は、昨年末の全日本選手権で先輩の羽生結弦(ANA)と宇野昌磨(トヨタ自動車)に向けて「今季は五輪もかかっているので、2人を抜かさないといけない状況。自分も勢いでは負けないように全力で立ち向かいたい」と宣戦布告。結果的には2人に敗れて3位だったが、初の五輪切符を手にした。

 15日には愛知・豊田市内の中京大で練習を公開。当時の発言の意図について「自分が発言している言葉は全て本音で言って、自分を高めるっていうのもありますね」とコメント。頂点を見据える上で、グランプリ(GP)シリーズ、全日本選手権で回避してきた4回転ループの練習を再開しており「この調子だったら入れるんじゃないかなと。まだ確定はしていないですけれども、入りたい」と充実した表情を浮かべた。

 北京五輪の開幕まで残り3週間を切った。「すごい特別な舞台なので、選手村での生活も競技も1分1秒楽しんでいろんなことを感じて経験できたら」。基礎点が1・1倍になる後半に4回転トーループ―1回転オイラー―3回転サルコーの3連続ジャンプを組み込む方針も示すなど、貪欲にレベルアップを目指す若武者の伸びしろは無限大だ。