【箱根駅伝】青学大が王者奪還 2年ぶり6度目の総合優勝 悔しさバネに一丸で勝ち取った頂点

2022年01月03日 13時21分

青学大の原晋監督(東スポWeb)
青学大の原晋監督(東スポWeb)

 王者奪還に成功だ。第98回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)が2、3日に行われ、青学大が2年ぶり6度目の総合優勝。「パワフル大作戦」を見事に体現した。

 3度目の正直だった。今季は出雲駅伝、全日本大学駅伝でともに2位。全日本大学駅伝では最終8区で主将の飯田貴之(4年)が駒大の花尾恭輔(2年)に競り負けた。「負けた悔しさを忘れてはいけない」。2度の敗戦を経て、勝利への執念はより一層強くなった。

 原晋監督(54)も覚悟を決めていた。「往路1位、復路1位の完全優勝が目標です。指揮官が2番、3番と言っているようじゃダメ」。前回大会は優勝候補に挙げられながらも、前主将・神林勇太の故障もあり、まさかの総合4位に沈んだ。昨季、今季と優勝が遠のく中でも「青学史上最高です。我々は、力がある。パワフルに箱根を駆け抜けたい」と選手たちを鼓舞。あらゆる方法でチーム全体の士気を高め、奮起を促した。

 指揮官の思いは選手にも伝わっていた。箱根駅伝の壮行会で、飯田は「前回は大会直前にエースであり、主将だった神林勇太さんが故障し、チーム全体が崩れてしまった。今回、走るべき選手が走ることが一番だが、何があっても崩れないパワフルなチームになりました。僕はこれまで箱根駅伝で3回とも区間2位。今季はチームは出雲駅伝も全日本大学駅伝も2位。2位はもうこりごり。優勝したいです」と決意表明。もう迷いはなかった。

 そして迎えた箱根駅伝。2日の往路は区間賞に輝いた選手はいなかったものの、全員駅伝で優勝。3日の復路も個々が自らの仕事をこなし、大手町にトップで飛び込んだ。

 戦国時代に改めて存在感を示した青学大。チーム一丸で勝ち取ったタイトルだった。

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