ロシアで米プロバスケットボールNBAの試合を中継している「Megogo」ビデオサービス社は、ロシアでの事業停止を発表した。

 ロシアメディア「vedomosti」によると、2020年からNBAを同国内で独占放送している「Megogo」社で、ゼネラルディレクターを務めるビクトル・チェカノフ氏がインタビューに応じ、同国内の中継の運用を取りやめたことを認めたという。

 同社は11年にウクライナの実業家ウラジミール・ブロビッチ氏が設立し、ロシア法人はキプロス出身のデモスティン・クリストミラ氏が所有者となっていた。そんな中、キプロスはロシアがウクライナに侵攻した制裁として2月28日に英国や欧州連合(EU)の27か国に追随し、ロシアとの国際通信を停止したため、NBAの視聴ができなくなった。

 NBAは過去にロシア出身のプレーヤーが多く在籍しており、同国でも人気のコンテンツとして知られている。