ノルディックスキー複合男子で北京五輪代表の渡部暁斗(33=北野建設)が、〝脱ワンマン〟を誓った。

 2014年ソチ五輪、18年平昌五輪個人ノーマルヒル銀メダル銀メダルの渡部暁は5度目の大舞台に挑む。21日のオンライン会見では「年取ったなと思いますね」と笑いつつ「5回出るって(初出場の)17歳のときに考えられたかといえば、そうは思わない。ここまでたくさんの人に出会って、支えられてきたなと思い返しながら、5回目に選んでもらったことに対していろいろ考えている」と率直な感想を語った。

 目標はもちろん、表彰台の頂点だ。金メダルの思いについては「変わらない」ときっぱり。続けて「その思いは常に持っていたし、今回もそこに向かって全力を尽くしたい」と意気込んでいる。

 その一方で、五輪に対する〝視野〟がこれまで以上に広がったという。「シーズンを戦いながら、いろいろ考えていたこともあって。自分だけが納得する結果を出せればいいという、それだけじゃない大会にしたいと思うようになってきた」

 個人として目指すものは変わらないが、日の丸を背負う責任を強く感じている。

 くしくも今大会は日本選手団の旗手を務める。「大役を任せていただいて光栄」と渡部暁。「(旗手は)誰しもできるものでもない。(自分自身)日本を代表して出るという気持ちを強く持ちたいなと思っていたところだったので。そういうタイミングで任せてもらったのは、何か意味があるんじゃないかなと思っている」と言葉に力を込めた。