【長野小1女児遺体発見】地元民が事故説を疑問視する根拠

2016年08月30日 16時00分

サンダルが見つかった草むら周辺

 長野県小谷村にある祖父母の自宅に帰省中、行方不明になっていた同県松本市の小学1年生町田莉菜さん(7)が29日午前、祖父母宅から約1キロ離れた川で心肺停止の状態で発見され、搬送先の病院で死亡が確認された。

 町田さんは27日正午ごろ、近所の神社で行われる祭りの準備に出かけた母親を捜しに1人で外出。祖父母宅から約40メートルしか離れていない公民館にいた母親とは合流できず、近くの神社にいるのを目撃されて以降の足取りが分からなくなっていた。

 県警は、町田さんに目立った外傷はなく不審者の目撃情報もないことから、何らかの理由で川に転落した可能性が高いとみている。だが、町田さんの履いていたサンダルの発見現場と遺体発見現場が約1キロ離れており、はだしの町田さんが自力で川まで向かえるのかなどいろいろとナゾが残る。

 同村の男性は「(祖父母宅のある)あの集落は南北に長い小谷村の最北端で、少し行けばもう(新潟県)糸魚川市という立地。女児が行方不明になった27日は、小谷村の中でもあの地区だけが局地的豪雨に見舞われてJR大糸線が区間不通になったほどだから、姫川もだいぶ増水したはず。川に流されたなら、多少の外傷はあるんじゃないか」と疑問視する。

 ただ女児が一度、捜索エリア外の県外に連れ出されていれば話は別だ。

「遺体が発見された姫川と横川の合流地点はほぼ新潟県。人口70人ほどの集落で不審人物を見かけなかったといっても、車で連れ去られたらひとたまりもない。28、29日は雨は降らなかったので、捜索の盲点をついて県外に誘拐されて、水位が下がってから川に遺棄されたのかもしれない」と男性。

 小谷村では2014年に、同村在住の男(29=当時)が猫を川に沈めて殺害する様子を動画中継するという猟奇犯罪で書類送検されており、模倣犯の可能性を疑う声も上がっている。