生稲晃子参院議員への批判が止まらない。生稲氏が参院選公示直前に萩生田光一政調会長とともに旧統一教会の関連施設を訪問した問題で、生稲氏の釈明にあきれる声が続出している。

 生稲氏は6月18日に八王子市内で演説を行い、その場で聴衆から「仲間にも話を聞かせてほしい」と頼まれて快諾。同市内にある旧統一教会の関連施設を萩生田氏とともに訪問していた。

 もっとも生稲氏は旧統一教会とは認識してなかったという。18日に報道対応した際、「暑くて顔を直すこととか、自分が何をしゃべるか間違えないようにきちっと話さないといけないとかで必死でした。いつもそんな感じの移動なので、そのときも見ていなくて、知りませんでした」と化粧に気を取られて分からなかったと話していた。

 ネットでは散々だ。「化粧を気にして、周りをまったく見ていない、というのはあり得ない」「もうちょいマシな言い訳しろや」と顔を直すという発言が批判されていた。

 一方で「間違えないように話さないといけない」という点についてはこんな話もある。自民党関係者は「生稲氏は演説前にいつも緊張しており、言っちゃいけないことを言ったらどうしようと気にしていた。自民党の看板を背負っているので好き勝手に話せませんからね」と明かした。

 炎上ばかりの生稲氏だが、タレント時代に出演していた通販番組の制作会社から所属事務所が訴えられていた訴訟がもうすぐ始まる。生稲氏の参院選出馬で出演映像を使えなくなり、制作会社がその補償を求めていたものだ。

 制作会社の親会社であるジェイ・エスコムホールディングスの担当者は「来週に第1回期日があります。ウェブ開催になり外部には公開されないと聞いています」と話した。

 批判がやむ気配はない。