日本代表MF久保建英(21)を巡って保有元であるスペイン1部レアル・マドリード内で方針が割れているようだ。
2019年夏の加入からレンタル移籍を繰り返し、今季は2度目のマジョルカでプレー。公式戦30試合2得点にとどまった。ただカルロ・アンチェロッティ監督は実力を評価。スペインメディア「エル・デスマルケ」は「アンチェロッティは久保を信頼しており、自身のもとでプレーさせたいと考えている」と伝えた。
しかし、かねて指摘されているように、RマドリードのEU圏外枠は、ブラジル出身のDFエデル・ミリトン、FWロドリゴ、FWビニシウスで、すでに埋まっており、入る余地がない。復帰へ向けた大きな障害となっている。
その一方で同メディアは、フロレンティーノ・ペレス会長の指揮官と異なる方針を指摘。久保との契約を2024年まで残すが、良いオファーがあった場合は、今夏の売却も認める方針だという。もちろんスペイン1部クラブを軸に、再レンタルも検討している。残留ありきではないあらゆる可能性を視野に入れているわけだ。
W杯シーズンとなる来季に向けては、所属先で出場機会を確保できるかが重要になってくる。来季のプレー先で明るい未来を切り開くことができるか。