イングランド・プレミアリーグのラルフ・ラングニック監督(63)に続投の可能性が出てきた。英紙「サン」によると、今季限りの暫定指揮官の立場だったが、クラブ上層部が手腕を評価し、新監督探しを保留したという。

 実際、リーグ戦最近8試合で5勝1敗2分けと欧州チャンピオンズリーグ(CL)圏内の4位に浮上。そのため、上層部は、ラングニック監督がシーズン終了までの間に何を達成できるかに関心を寄せるようになった。その上で同紙はリーグ4位以内で来季のCL出場権を確保できれば、今後2年間も監督を務めるだろうとしている。当初は今季終了後にマンチェスターUに残り、ディレクター的な立場になる予定だった。

 後任には、フランス1部パリ・サンジェルマンのマウリシオ・ポチェッティーノ監督、オランダ1部アヤックスのエリック・テンハグ監督、レスターのブレンダン・ロジャース監督らが候補として現地メディアに報じられていたが、こちらは白紙になる可能性もある。

 ラングニック監督は「もしクラブ上層部が私の意見を聞き、すべてがうまくいき、チームを発展させることができれば、ライプチヒで2度行ったように、上層部は私を監督に推薦することもできる」と来季の指揮へやる気を見せた。同監督はドイツ1部ライプチヒ時代にスポーツディレクターから2度の監督復帰を果たしている。

 ただ続投となれば、不仲が指摘されているエースFWクリスチアーノ・ロナウドの去就にも影響がでる可能性もある。来季は両者とも〝残留〟となるのだろうか。