来季のスペイン1部ベティス入りが浮上している日本代表MF香川真司(30)が同クラブからのオファーを拒否した。地元情報サイト「スポーツABC・デ・セビリア」が30日までに報じた。

 同サイトによると、かねてスペイン移籍を熱望する香川に対し、同国1部セルタ、ヘタフェ、ベティスが獲得への意欲を示した。中でもベティスは積極的で香川の本所属となるドイツ1部ドルトムントとはクラブ間で合意し、あとは個人契約を結ぶだけとなったが、香川サイドと条件面で折り合わなかったという。

 ベティスは年俸80万ユーロ(約9700万円)を提示したものの、香川側は200万ユーロ(約2億4000万円)を要求。その差はあまりに大きく、妥協点を見いだせそうにないことから、香川サイドは交渉打ち切りを宣告したとみられている。

 また、昨季に香川が所属したトルコ1部ベシクタシュが年俸240万ユーロ(約2億9000万円)の3年契約を提示。スペインのクラブからオファーが届かない場合、もしくはベシクタシュよりも高額なオファーがない限り、正式契約することで合意しているとも伝えられた。