森保ジャパンの〝赤っ恥ドロー〟が波紋を広げている。日本代表は24日に行われた東アジアE―1選手権(豊田)で、U―23チーム主体の格下中国に0―0とまさかの引き分けに終わった。

 日本は20本のシュートを放ちながら決定力不足を露呈。それでも森保一監督(53)は試合後に「試合の流れの中で1点を先に決められるチャンスを多くつくれた。前半のボールの動かし方は、1戦目よりチームとして意思統一があった」と強気な姿勢を見せた。

 しかし、中国は帰化軍団どころかA代表の常連がほとんどおらず、ほぼ若手で編成した相手にホームで引き分けはさすがにまずい。試合後、日本サッカー協会の田嶋幸三会長は「決めるべきところで決められずに自ら苦しい状況をつくってしまった。後半は疲れなどでプレーの質が落ちてチャンスをつくれず、逆に中国につけ入る隙を与えてしまった。力の差を考えると、今日は勝たなければいけない試合だった」と異例の苦言を呈した。

 ライバル国からも笑われてしまった。中国メディア「網易」は「男子サッカー代表が日本と引き分けた! 7年ぶりに負けずに奇跡が起きた」とお祭り騒ぎ。

 さらに27日の次戦(豊田)で戦う韓国のメディアからは続々と〝嘲笑〟の声が…。「マイデーリー」は「中国と日本の戦いに韓国が笑った」、「スポータルコリア」は「日本は最悪の決定力だ」と酷評の嵐。「エックススポーツ」は「開催国の日本が中国を相手に衝撃的な結果。これで韓国は大会4連覇に近づいた」と優勝を確信する報道が相次いだ。

 これ以上ない屈辱を受けてしまった森保ジャパン。日韓戦で息を吹き返せるか。