日本代表MF南野拓実(リバプール)が、注目が集まる去就について自らの口で語った。

 南野は今季カップ戦などを中心に出場機会を増やしたが、リーグ戦や欧州チャンピオンズリーグ(CL)の重要な試合で起用されることはほとんどなかった。

 今夏は出場機会を求めて移籍が濃厚とされる中、13日に取材に応じた南野は去就について言及。「個人的には何もまだ決まっていないので言えないけど、試合にしっかり出場して最高のコンディションでW杯を迎えたいと思っている」と出場機会を重視する方針を強調した。続けて「かつレベルアップもしないといけないとブラジル戦で感じたので、そういう部分も踏まえていろいろ決断できたらいいかな」と語り、複合的に検討する考えだ。

 今季を振り返り「選手としては出場機会が少ないことは悔しいので、その悔しさを怒りのモチベーションというか、そういう気持ちだった。常にそういう気持ちと向き合いながら練習していた」と苦しい思いを吐露。今後は「重要な試合に出て結果を残すことに意味がある。自分としては手ごたえよりも悔しかった気持ちしかない。もっと重要な試合で結果を出せる選手になれるように頑張りたい」と大舞台での活躍を誓った。

 リバプールでは出場機会の増加は見込めないだけに、やはり移籍の可能性が高いのか。新天地の選択も含めて日本の10番の動向に注目が集まる。