森保監督の兼任続投が正式決定 世論は反発の声

2020年01月30日 16時40分

森保兼任監督の続投を決定して取材に応じる関塚委員長

 支持率が地に落ちた森保ジャパンに待ち受けるのはイバラの道か。日本サッカー協会は技術委員会を開催し、日本代表と東京五輪代表を兼任する森保一監督(51)の続投を正式に決定したが、世間の目は非常に冷たい。

 森保監督を巡っては今月、タイで行われたU―23アジア選手権で未勝利のまま1次リーグで敗退し、進退問題が浮上。続投は既定路線だったとはいえ、技術委員会での議論を経て最終的に結論を出すことになっていた。

 会議を終えた関塚隆技術委員長(59)は「引き続き、森保監督をサポートしていくということをご理解いただいた」と話し、兼任体制を維持して続投が決まった。両代表を率いるその手腕について「世代の融合を進め、若手の競争力を高める。本当に素晴らしく歩んでいる」と評価した。とはいえ、森保ジャパンは今後、逆風の中での活動を強いられそうだ。

 A代表では昨年11月のベネズエラ戦大敗、同12月の東アジアE―1選手権での日韓戦完敗、東京五輪世代の代表では同11月のコロンビア戦完敗から1月のU―23アジア選手権での敗退と両チームで失態続き。ファン、サポーターや評論家の間からは強烈な批判の声が上がり解任論が沸騰。会議でも「いろいろな意見が出たので…」と技術委員の間からも厳しい意見が出たもようだが、続投発表後、ネット上では「解任、辞任ではなくてがっかり」「擁護しているのは田嶋(幸三)会長だけ」「誰も応援しない」などと大荒れだった。

 それでも今後に向けた再建策が打ち出せれば世論も納得できるが、関塚委員長は「そこはいろいろ出た」としつつも「僕が一つひとつ精査しながら。そこ(具体的な内容)は今日は控えさせてもらいたい」。結局明確なテコ入れ案を示すことができず、これでは失った支持率を取り戻すのは難しいだろう。

 東京五輪の大舞台に向けて「皆さんにも応援、支援していただきたい」と関塚委員長は語ったが、世論の反発という嵐の中で突き進むことになる。