森保監督 五輪OA選考基準を明言「口先だけの選手は選ばない」

2020年01月03日 17時41分

東京五輪への強化策などについて語った森保監督

 東京五輪サッカーの“金メダル計画”が明らかになった。男子代表を率いる森保一監督(51)がインタビューに応じ、本大会への強化策などについて語った。1968年メキシコ五輪銅メダル以上の成績を狙う森保監督はオーバーエージ(OA)枠の選考基準を明言した。

 金メダルを狙うために重要なカギとなるのが本大会で3人を選出できるOA選手だ。「これまでの活動の中で、アンダー世代の選手が多い中でOAの選手が入ってくるメリットはすごく感じることができた」と、OAの活用に前向きな森保監督は、選手の選定基準についても言及する。

「トレーニングの意図、効果を考えてプレーしてくれる、試合の中でもチームとして戦術的な理解を持って背中を見せてくれる選手と考えている。そしてプレーだけでなく日本サッカーの歴史の継承や本人たちが経験してきた厳しい経験を若い選手たちに言葉でも伝えてくれる選手であれば」

 指揮官の戦い方を理解した上で“あうんの呼吸”で意思疎通ができ、それを実践できる選手となると、A代表でレギュラー起用している選手が選考の軸になるのは間違いない。またリーダーシップを求めているほか、国際経験も重視するとなれば、欧州組のFW大迫勇也(29=ブレーメン)、MF柴崎岳(27=デポルティボ)、DF吉田麻也(31=サウサンプトン)あたりが有力なOA候補になりそうだ。

 その一方で指揮官は「ただ、口先だけの、自分たちがやったことを前面に出してプレーが疎かになるというオーバーエージの選手は選ぶつもりはない」と断言。SNSやメディアを通じて五輪出場を猛アピールしているMF本田圭佑(33)にとっては少し気がかりな“条件”となりそうだ。

 OAを含めた五輪代表の最終登録メンバーはわずか18人という狭き門。その精鋭たちに指揮官は「タフに戦えるメンタリティーとフィジカルの強さ。登録メンバーが少ないことを考えると、複数のポジションをこなせる選手。そして仲間、チーム、日本のために走って戦える犠牲心」を求めているという。

 本番まで約7か月。明らかになったOA選手の選考方針のもと、夢舞台へ向けていよいよ最後のサバイバルが始まる。