日本代表の森保一監督(53)が、多くの有名選手を揃えながらJ1で最下位に沈む神戸の現状に見解を示した。

 神戸は18試合を終えて勝ち点11、17位の清水と勝ち点6差の最下位を〝独走〟する深刻な低迷ぶりを見せている。

 28日に取材に応じた森保監督はJリーグで大きな注目を集めている神戸の現状について「いま神戸に何が起こっているか、私が内部を見ているわけではないのでお答えできないが、自分自身の経験で言うと」と前置きした上で私見を示した。

「いつも最善の準備をしながら試合に臨んでいると思うが、思ったような結果がなかなか出ないということは起こり得る。神戸も非常にクオリティーの高い選手が揃っているが、どのチームも何が原因かは分からないけどチームというのは生き物であって、その時々の調子は単純に測れない、予測できない。そういうことが結果として表れる」と長いリーグ戦の中では時に〝流れ〟がチームを左右することがあると指摘。

「ほんのちょっとのボタンのかけ違いがあると、まったくチームも機能しなくなるし、結果も出なくなるということはどのチームにもあり得る。私自身もそういうことは経験してきている」とチームの舵取りの難しさを自身の経験を踏まえて語った。

〝銀河系軍団〟の神戸は復活できるのか。日本代表の指揮官も注視している。