J1神戸が8日のG大阪戦(パナスタ)で0―2と完敗を喫し、リーグ戦で開幕から11試合未勝利となってしまった。

 神戸はFW大迫勇也とMF武藤嘉紀ら強力攻撃陣が先発し、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグをコンディション不良で欠場した大黒柱の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタを後半9分から投入するなど役者が揃い踏みしたが不発。内容的にもG大阪に33本のシュートを許したのに対し、わずか5本のシュートに終わってまさに惨敗だった。

 これで神戸は開幕4分け7敗で勝ち点はわずか4。最下位に低迷している。試合内容は悪化する一方で光は見えず、いよいよJ2降格も現実味を帯びてきた。

 ネット上では神戸だけでなく他クラブのファンやサポーターも巻き込んで議論が沸騰。「神戸終わりだなぁ…J2にイニエスタ行かせられないから引退か、スペイン帰るのかな」「いまの神戸、J2でも勝てないと思うが」といった悲観的な声に加え「大多数のJ2チームにとっては、このまま神戸がJ2に降格してくれれば間違いなくホームで満員の観客が見込めるから、今の状況を涎(よだれ)を垂らしながら見てるんだろうなあ」「J2イニエスタいいやんけ。地域経済の活性化に貢献して、社会貢献やんけ」などとJ2で有名選手のプレーが見られることを期待してまさかの〝J2待望論〟まで沸き起こっている。

 これから怒とうの巻き返しはあるのか、それとも〝銀河系J2軍団〟となるのか。神戸の今後のプレーに注目が集まる。