【Jリーグ】PCR検査体制見直しも 村井チェアマンは〝隙〟を指摘

2020年08月02日 19時37分

検査体制に言及した村井チェアマン

 Jリーグが新型コロナウイルスの検査体制を見直す可能性が出てきた。

 現在は全クラブの選手、スタッフは2週間に1度PCR検査を受けているが、2日に予定されていた大宮―福岡戦(NACK5)の緊急中止は通常の定期検査だけでは試合前に判明しなかった可能性が高い。前日1日にU―19日本代表合宿に参加していたFW晴山岬(19=町田)が、日本サッカー協会(JFA)が実施したSmartAmp(スマートアンプ)法およびPCR検査によって陽性反応が出たことを受けて、Jリーグ側は本来ならば4日に判明する予定だったJ2の一部チームの検査判定を急いだ。その結果、福岡でも「陽性の可能性が非常に高い」と判定された選手が出てきたのだ。

 こうした経緯を踏まえ、会見したJリーグの村井満チェアマン(60)は「代表を受ける形で検査結果の判定を急いでもらい、やはり同一人物(晴山)が陽性だと確定した。通常の解析だと4日に報告が来て、それ以降の試合エントリーへの反映になるので、2週間に1回のタイミングでの、そのインターバルで感染すれば本件のような形になる可能性がある」と検査の〝隙〟を説明。

 そのうえで「今回JFAで取ったアンプ法は、たとえば試合会場で試合前に検体を採取して数時間かかることなく短時間で結果が出る。そうした検査スピードが非常に高い方法と、そこで絞り込まれた方へのPCR検査との併用もあり得ると今回JFAの判断を学びながら認識した」と協会が採用した検査手法の長所を分析した。

 最近では全国で感染拡大が懸念されている状況を考慮して、今後に向けて検査体制の強化を検討。「試合開始前に行えばエントリーしている人数だけで済むので、3分の1くらいの検体で済む可能性もあり迅速に対応できる。その代わり2週間に1回よりも検査回数は増えるかもしれないが、トータルの実行性とコスト、検査スピードなど様々なことを大至急検討に入りたい」と検査の方法や頻度など改善策を練る方針を示した。