J1浦和のMF柏木陽介(32)が12日、ウェブ会議システムによる取材に応じ、新型コロナウイルス感染拡大の影響による自粛生活を仙台で過ごしていることを明かした。

「嫁さんの実家の仙台にいる。子供が生まれたので、毎日面倒を見ながらトレーニングをしている」と柏木。夫人は元TBSアナウンサーの佐藤渚さんで、今年3月に待望の第1子となる長男が誕生し、家族団らんとコンディション維持に努める日々を送っている。

「走ることをメインに心がけている。体幹、筋トレなどを意識してやっている。週に1回くらいしか休んでいない」とかなり負荷をかけているが、自主トレだけではできるメニューも限られ「もともと内転筋が弱いので、ちょっとずつでもボールを蹴ることに慣れていかないと合流したときにケガをするリスクがある」と不安を漏らした。

「そこらへんを考えて、今後始まっていく試合に向けて、そして自分が今後何年か続けていきたいと思うサッカーに対してやっていけるように(家族よりも)先に戻ろうと考えている」とチーム活動の再開へ向け、状況を見極めながら自宅へ戻る予定だ。

 ベテランの域に入ってきたが「子供が生まれて、自分がサッカーをしているところを目に焼きつけてほしい」と息の長い活躍を誓った柏木。再開へ向けて着々と準備を進めていく。