日本ブラインドサッカー協会(JBFA)は14日、オンライン上で新年賀詞交歓会を開催。松崎英吾専務理事兼事務局長(41)が中長期的なビジョンについて語った。

 協会側は、昨年に参天製薬と10年間の長期契約を締結。その中で、契約だけでなく、共通ビジョンを定め、スポーツの振興に加えて、社会課題解決に取り組んでいる。

 具体的には、(1)共体験でそれぞれの個性や強みを理解する、(2)見えるに関するイノベーションを創出する、(3)視覚障がい者のQOL(クオリティー・オブ・ライフ)を向上するという「3つのゴール」を設定。参天製薬のトップを含めた経営層も参画し、同社の経営戦略へのすり合わせ、編み込みも行われた。また、JBFAとしても、スポーツの社会的価値を高め、差別化を図る経営戦略も兼ねている。

 そして、これらの事業を成し遂げた上で、JBFAは競技の成功と社会課題解決を通じて、サステナビリティ(持続可能性)を担保していく方針を示した。