女子プロレス「スターダム」のワールド王座戦(21日、愛知・ドルフィンズアリーナ)は、王者・朱里(33)が初代王者の自称「女子プロ界の人間国宝」高橋奈七永(43)を退け、8度目の防衛に成功した。

 試合はコーナーの両雄が一歩も動かず、にらみ合いからスタート。会場に緊張感が漂った。中盤の張り手合戦では、お互いに一歩も譲らない攻防を展開。その後も朱里が連続で強烈な蹴りをお見舞いすると、ラリアート、冷蔵庫爆弾を食らいベテランの意地に苦戦を強いられた。

 それでも最後は、肩車した状態から前方に落とす必殺の朱世界で3カウントを奪い、25分24秒の激闘を制した。

 試合後、マイクを持った朱里は「高橋奈七永が『今のスターダムが生ぬるい』って言ったことが許せなかった。だから、今日の試合で熱いもの伝えたかった。伝わりましたか?」と問いかける。

 すると高橋は「負けたから何も言いたくないけど、伝わったよ」と返答し、王者をたたえた。

 さらに「でも、私はこれで終わりなんかじゃない。むしろ、今日始まった気がする。絶対にやり返すから覚えておけ!」と言い放つと、朱里も「何回でも高橋奈七永、超えてやるよ!」と拳を握った。

 歴史との戦いを制した王者は今後、どんな防衛ロードを突き進むのか期待が高まる。