女子プロレス「スターダム」のゴッデス選手権(24日、名古屋国際会議場イベントホール)は、王者のFWC(コグマ&葉月)が、ゴッズアイのMIRAI&壮麗亜美を退け、4度目の防衛に成功した。

 2日の大阪大会では同一カードでV3戦を行ったが、30分時間切れドローによる王座防衛だったため、王者組からの指名でリマッチが実現した。

 序盤からコグマがつかまり、パワーで勝る挑戦者組から代わる代わる攻撃を食らった。FWCはダブルのドロップキックでピンチを脱しようとするが、その後も壮麗の串刺しボディーアタックやMIRAIのミサイルキックでコグマが劣勢を強いられた。

 それでも葉月がクロスフェースロックでMIRAIを捕獲して逆襲ののろしを上げると、挑戦者組にまとめてDDTを決める。

 さらに葉月とトペ・スイシーダ、コグマのプランチャを同時発射し流れを引き寄せた。その後は猛攻を振り切り、最後は葉月が「葉・月ストラル」で壮麗を丸め込んだ。

 試合後、葉月は2回連続で挑戦してきたゴッズアイに感謝の言葉を送るや「コグマ、逆指名したい相手、分かるよね?」と切り出す。

 そして「今、革命を起こすとかふざけたことを言ってる中野たむとなつぽい! 私たちはあの2人と防衛戦がしたいです。お客さん、いいですよね?」と呼びかけた。

 なつぽいは先日「ドンナ・デル・モンド」を離脱し、中野率いる「コズミック・エンジェルズ」に加入したばかり。実現すれば注目のカードになる。

 王者組が目指すのは、紫雷イオ(現WWE)と岩谷麻優の「サンダーロック」が2016年4月に樹立した同王座の連続防衛記録「V10」の更新だ。この勢いのまま、目標に向かって突き進む。